SQLはデータベース操作に欠かせない言語であり、特にSELECT、INSERT、UPDATE、DELETEの4つの基本構文は最初に覚えておくべき重要な要素です。この記事では、それぞれの構文について具体例を交えながら、初心者にも分かりやすく解説します。

SELECT構文:データを取得する

SELECTはデータベースから情報を取得するための構文です。

基本構文

SELECT カラム名 FROM テーブル名;

具体例

SELECT name, age FROM users;

このSQLは、usersテーブルからnameageカラムのデータを取得します。

条件を指定する(WHERE)

SELECT * FROM users WHERE age >= 30;

30歳以上のユーザーを取得する例です。


INSERT構文:データを追加する

INSERTは新しいデータをテーブルに追加するための構文です。

基本構文

INSERT INTO テーブル名 (カラム1, カラム2, ...) VALUES (値1, 値2, ...);

具体例

INSERT INTO users (name, age) VALUES ('Taro', 25);

usersテーブルに新しいユーザーTaro(25歳)を追加する例です。


UPDATE構文:既存データを更新する

UPDATEは既存のデータを変更するための構文です。

基本構文

UPDATE テーブル名 SET カラム名 = 新しい値 WHERE 条件;

具体例

UPDATE users SET age = 26 WHERE name = 'Taro';

Taroさんの年齢を26歳に更新する例です。

※WHERE句を省略すると、全件更新されるので注意!


DELETE構文:データを削除する

DELETEはデータを削除するための構文です。

基本構文

DELETE FROM テーブル名 WHERE 条件;

具体例

DELETE FROM users WHERE name = 'Taro';

Taroさんのデータを削除する例です。

こちらもWHERE句を省略すると、テーブルの全データが削除されるので注意しましょう。


まとめ:基本4構文をマスターしよう

SQLの基本であるSELECT、INSERT、UPDATE、DELETEの構文を理解することは、データベースを扱う第一歩です。今回紹介した具体例を元に、実際に手を動かして練習してみましょう。慣れてくると、WHERE句やJOIN、GROUP BYなど、より高度なSQLも自然と理解できるようになります。